平成30年度学校生活

カテゴリ:防災

【涌高ふれあい隊】東日本大震災メモリアルday2023に参加しました!

 1/19(金)、20(土)に多賀城高校で開催された「東日本大震災メモリアルday2023」に涌高ふれあい隊の有志生徒4名が参加しました。多賀城高校主催で、15都道府県25校160名(生徒)が参加しました。

 

1日目は基調講話とグループワークでした。東北大学災害科学国際研究所の佐藤翔輔先生の基調講話「災害があったことが“伝わる”ために」では、「伝える」と「伝わる」の違い、知るだけでなく家族と話し合うことで避難行動につながっていくということを、データに基づき分かりやすくご説明いただきました。それを受けて「伝わるためにできること」というテーマで、全国の高校生と意見交流をしました。

 

2日目はポスターセッションと津波伝承まち歩きスタディツアーでした。ポスターセッションでは、本校の取り組みについて先生方や同年代の高校生からお褒めの言葉やご助言をいただき、生徒も大変励みになりました。まち歩きでは、多賀城高校災害科学科の生徒さんたちに案内していただき、実際にまちを歩きながら13年前の出来事を語っていただきました。今の高校生はギリギリ記憶が残っている世代です。「語り・継ぎ」の意味を考えさせられました。

 

昨年11月の「全国防災ジュニアリーダー育成合宿」もそうですが、県内外の他校の生徒との関わり、今回も大変刺激を受けました。引き続き校内での防災活動も行いながら、全国の高校生徒の交流も続けていきたいと思います。

 

今後も涌高ふれあい隊の活躍にご期待ください!

【涌高ふれあい隊】みやぎ防災ジュニアリーダー養成研修会に参加しました!

  12月17日(日)に大崎生涯学習センター(パレットおおさき)で行われた「令和5年度みやぎ防災ジュニアリーダー養成研修会」(主催:宮城県教育委員会)に、佐々木彩花さん(3年)、松野未空さん(3年)が参加しました。他校の生徒と交流しながら、東北大学災害科学国際研究所の先生の講義や「避難所運営ゲームHUG」などを通して、防災意識を高めることができました。この研修を通して、参加した2名は、県知事が認定する地域防災リーダーである「宮城県防災指導員」に認定されました。

【涌高ふれあい隊】全国防災ジュニアリーダー育成合宿に参加しました!

 11月16日(木)~19日(日)(3泊4日)に岩手県で行われた「令和5年度中学生・高校生防災会議『全国防災ジュニアリーダー育成合宿』」(主催:独立行政法人国立青少年教育振興機構)に、熊谷瞳さん(3年)、松野未空さん(3年)、中野葉月さん(2年)、三浦千怜さん(2年)が参加しました。 宮城県からは本校と気仙沼向洋高校、全国からは北は岩手県、南は大分県まで、全国から13校68名(生徒35名・教員14名・大学教授等19名)が参加し、意見交換をしながら防災意識と社会参画意識を高めました。

 

【生徒の振り返り】

 

 東日本大震災は小さかったから分からなかったものもあるけど、高校生になり言葉の意味が分かるようになった。アクションプランや、ポスターセッションを行い、たくさんの高校がやっていることについて知れたと思う。今回学んだことはそのままにしておくのではなく、友達や家の人や先生とかに伝えることで学んできたことの意味があると思う。現在の日本は高齢化社会となっている。足腰が悪かったり、思うより動かなくなったりしてしまっている方、持病の方が大勢いると思う。だからこそ、地域によせることで自分の地域について考えることができる。授業やちょっとしたことに防災のこともつなげるといいかもしれない。自分の地域について知っておいて自分だけの防災マップ(自分の通学路)について書く。文化祭とか学校の行事で地域の人が来る時に防災の取り組みとかを見てもらったり危険箇所について知ってもらったりしたい。そのためには涌谷高校周辺や町内の危ないところを確認してまとめる。そうすることで涌高生だけではなく地域の人にも見てもらえると私は思う。 (熊谷瞳)

 

 4日間を通して自分が知っている防災の取り組みだけじゃなくて色々な高校の取り組みが知れてよかった。自分たちでもできるような取り組みが沢山あってあんなとこともしてみたいなと思うことが沢山あった。防災トランプや防災カルタなどは小さい子でも身近な友達とでもできる。身近な人たちから防災について意識を高め、今回学んだ事を伝えていきたい。卒業までに学校でできる取り組みをしたいです。防災運動会してみたいです!!!! (松野未空)

 

今回の全ての活動を通して、そもそも内陸部と沿岸部、被災地、未災地との間で取り組みも、考えも意識の高さも全く違うのを知った。私たちは東日本大地震を実際に体験しているが、それでも内陸部だったため、岩手の海辺の方々よりかは被害も少なく、考えていることも全く違かった。また、実際にその場を訪れるというのは、精神的にも苦痛を伴うが、リアルな現状を知ることができるいちばんの資料だと思った。

 私たちは内陸部に住んでいるからこそ、津波のことばかり聞いて何になると思うのではなく、いつ何が起こるかわからないことを心の中に入れておいた方がいいことを学んだ。また、今回の活動を通して、体験した人の話を語り・継ぐことはとても大切だと感じたので、生かしていきたいと思う。また、仲間や地域の人と顔見知りになっておくのも、震災の時にとても役に立つことを学んだので、住んでいる地区のみならず、学校の地区との方々とも老若男女問わず交流していきたいなと思った。 (中野葉月)

 

今まで自分は防災に力を入れていると思っていたけど今回の合宿でまだわかっていないことや実践できていないことが沢山あると思った。震災のお話では何度もボランティアの話が出ていたのでボランティアには積極的に参加するべきだと感じた。今年の探究では防災について取り組んだけどこの探究学習が終わった後ももっと防災について学んでいきたいと思った。今回の学習で学んだ知識や体験は学校に持ち帰ってできるだけいろんな人に伝えておくべきだと思った。防災への意識を学校全体で高めてもしもの時に慌てずに対応できるような学校づくりを目指していくべきだと思った。 (三浦千怜)

 

【涌高ふれあい隊】涌谷町総合防災訓練に参加しました!

 涌高ふれあい隊の生徒2名が、ボランティア活動として涌谷町総合防災訓練に参加しました。11/18(土)に涌谷町総務課主催、水害想定で涌谷町立箟岳白山小学校体育館が会場となり行われました。生徒と涌谷町役場や地域の住民、自主防災組織など合計200名弱で臨時災害ラジオ放送訓練や避難所開設訓練、段ボールベッド設置訓練などを行いました。体験を通して、地域の一員としての役割を学ぶことができました。

 なお,涌高ふれあい隊とは,有志で校内外のボランティア活動等を行う団体です。

 

【生徒の振り返り】

 去年の防災訓練は受付など担当しましたが今回は避難してくる方に必要で大切な情報を届けるラジオを担当しました。ラジオは緊張しましたが、高齢者や聞いている人が聞き取りやすい声で読むことができました。また、今年もダンボールベッドを設置したり、伝言ダイヤル171体験をしたり、自ら地域の人に声をかけ一緒に取り組むことができました。もしも災害の影響で怪我をした際に家の中にある、新聞紙やふろしき、サランラップなどを応用し、私たち高校生でもできる救急方法も知りました。講話では、避難所の在り方を説明してくださいました。雨や台風は予測できても、地震や津波は予測できないし、食料や水は持ってくる方は多くいても、毛布も持参して避難しないと備蓄品が足りないことや 、避難所の設営はみんなでやること、避難所は避難する人、しない人の支援もしていること、たくさん学ぶことがありました。さらに私は土砂災害を想定した訓練の放送もしました。初めて土砂災害の救助しているところを見て、被害が起きてからでは遅いことを改めて感じました。だからそのために日頃から避難経路の確認や災害への備えが大事だと思います。私も自分の地区の防災訓練に参加したいし、あまり話すことのない消防の方たちなどの地域の方と交流し、涌高ふれあい隊のことも知ってもらえたと思います。最後に涌谷町長さんに褒めてもらい、ボランティアに参加して成長できた1日でした!!! (佐々木美優)

 ラジオ放送の難しさやダンボールベット作りの難しさ避難所の在り方などを学ぶことができました。高齢者にも聞こえやすく分かりやすい放送のために工夫して放送することができました。 (畑山愛莉)

 

【防災】地域の方々と「避難所運営ワークショップ」を行いました!

 10月6日(金)、元石巻西高校校長で東日本大震災発災当時は石巻西高校教頭であった齋藤幸男先生を講師に迎え、昨年に引き続き「避難所運営ワークショップ」を行いました。1学年が対象で、地域の行政区長さんや自主防災組織の方々、涌谷町役場の方々も参加されました。

 前半は、齋藤先生が避難所運営に奮闘した体験談を当時の記録映像や写真を使いながら講演していただきました。後半は、生徒、地域の方々がそれぞれグループに分かれ、避難所運営の組織図を作成し、自分たちが何をすべきか、自分たちにできることは何かを考えました。地域の方々とともに防災における自分たちの役割について考えを深めることができました。