美術部

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美術部の活躍!「第112回日本水彩展」に涌谷高校美術部2年生3名が高校部門で「入選」!東京都美術館にて展示公開します。

 2025年6月23日(月)~30日(月)まで東京都美術館(東京都)で開催される「第112回日本水彩展」に涌谷高校美術部から2年・千葉真那果さん、鈴木美奈さん、木村果蓮さんの3名が高校生部門にて「入選」し、展示されることになりました。3名それぞれの作品は初めてF40号の大きなキャンバスに挑戦したもので、放課後遅くまで残り完成させた力作です。歴史ある日本水彩展の会場となる東京都美術館では、20世紀を代表する巨匠ジュアン・ミロの大回顧展「ミロ展」も開催中です。東京に行かれる機会がありましたら是非ご鑑賞いただけると幸いです。これからの美術部の活躍にご期待ください!

※下の画像は2年・鈴木美奈さんの作品

美術部の活躍!「第86回河北美術展」に涌谷高校美術部3年・後藤美和さんが「入選」しました!

 2025年5月2日(金)~8日(木)に東北福祉大学ギャラリーミニモリを会場に開催する「第86回河北美術展」に本校美術部の3年生・後藤美和さんが出品し、「入選」をいただきました。

 この「河北美術展」は、東北美術界の興隆を願い、昭和8年に創設された歴史のある作品公募展で、多くの美術愛好家の作品発表と鑑賞の場として有数の伝統を誇る公募美術展として現在まで続いています
 今回、後藤さんが出品した作品「秋の中で」はF40号のキャンバスに、クラスメイトをモデルに涌谷高校の校舎と秋の景色を描いた絵画作品です。ちなみに顧問の藤原先生もこっそり初出品して「入選」をいただいています。本展覧会は、東北福祉大学ギャラリーミニモリ(宮城県仙台市宮城野区榴岡2-5-26)を会場に、5月2日(金)~8日(木)の期間、午前10時~午後5時まで鑑賞ができます。一般・大学生は入場料800円、高校生以下無料です。(かほピョンくらぶ会員証掲示でご本人様のみ、当日入場料を100円引き)ぜひ会場で後藤さんの力作に会いに来てください。

美術部の活躍!涌谷公民館開催「涌谷高校美術部・作品展」に多くのご来場ありがとうございました!

 涌谷高校美術部に在籍している1~3年生の16名の部員が制作した作品を、令和7年2月3日(月)から24日(月)まで涌谷町・涌谷公民館を会場に作品展示をしました。

 町内の公民館を会場とした涌谷高・美術部員による作品展は今回初めての催しです。昨年の秋に同会場にて開催した町民文化祭の展示が大変好評だったということで、規模を拡大した形でこの度開催に至りました。約3週間の展示期間となりましたが、約500名の方々にご来場・ご鑑賞いただきました。

 たまたま公民館利用で来た方、町の広報で知った方、知人に誘われて来た方、60年前に涌高で美術部員だった方、顧問の藤原先生の教え子で在校生にとっては先輩にあたる涌高美術部のOB&OGなど、県内外から多くの方に足を運んでいただきました。会場内に設置されたアンケートから、お褒めのお言葉や応援のメッセージなど多くの激励をいただきました。涌谷高校美術部は、これまで活躍した現3年生8名が3月1日に卒業を迎え、4月からは新体制でのスタートになります。

 今回の公民館での展示を糧に、これからも様々な制作・発表を行っていきますので、応援とともに生徒たちの活躍にご期待下さい!

 

美術部の紹介(2024―2025)

 私たち美術部は顧問の藤原和矩先生のご指導のもと、3年生8名、2年生5名、1年生3名の16名で活動しています。これまでも県内外の展覧会やコンクールに精力的に出品し、多くの高い評価をいただいています。全国高等学校総合文化祭では参加常連校として、2025年のかがわ総文を含め、3年連続の出場を果たしています。

 どこに出しても恥ずかしくない作品レベルの作品を仕上げることを目標に、「最大限」の努力と工夫を重ねて、部員同士切磋琢磨しながら日々制作をしています。幽霊部員なんて生徒はいません!自分たちの作品制作はもちろんのこと、涌谷町河童まつりでのフェイスペイント、秋の町民文化祭の出品展示、幼児・小学生の食育ポスターの審査員、涌谷町社会福祉協議会のキャラクターデザインなど、幅広く精力的に活動しています。

 部活動を3年間続けたこれまでの先輩たちは、美術系の大学や専門学校への進学のみならず、就職して社会人として頑張っています。「一生懸命、ひたむきに、みんなで笑いながらストイックな部活」をコンセプトに日々活動している私たち涌谷高校・美術部をこれからもよろしくお願いします。

中学生のみなさんの中で、絵やモノづくりが好きな人、何かに思いっきり取り組んでみたい人はぜひ涌谷高校美術部へ、おいでませー!

 2025年2月現在での今年度の部活動実績等は以下の通りです。

◆宮城水彩展【高校生部門・5名入選】

◆涌谷町社会福祉協議会オリジナルキャラクター「つなぐん」と「つくるん」のデザイン採用

◆日本水彩展【高校生部門・出品展示。うち1点は審査員特別賞(ターナー賞)】

◆涌谷町「町民文化祭」作品出品

◆ニチデアートグランプリ優秀賞 受賞

◆宮城県愛鳥週間ポスター原画コンクール【2名出品。うち優良賞2名】

◆宮城独立美術展【招待展示3作品】

◆リアスアーク美術館30周年ロゴマーク入選

◆NHK仙台放送てれまさ美術部に出演
◆令和6年宮城県防犯ポスターコンクール【2名出品。最優秀賞1名、優秀賞1名】

◆食育月間ポスターコンクール作品の特別審査員(美術部全員)

◆第77回宮城県高等学校美術展(絵画立体部門)【出品13名、うち優秀賞4名・奨励賞4名】

◆涌谷町特産品開発支援事業「涌谷町と鶏肉の特産品PRキャラクター」デザイン

◆JR東日本デジタル駅スタンプアプリ「エキタグ」涌谷駅デザイン採用

◆涌谷町伊達・河童まつり「フェイスペイント」出店

◇(2019、20、21年、23年、24年、25年)「全国高等学校総合文化祭(美術・工芸部門)」宮城県代表

◇3年連続(2019、20、21年)「宮城県高等学校美術展ポスター部門・最優秀賞」受賞 ・・・など

美術部(卒業生)の活躍!東北芸術工科大学に進学した千田唱くん(2021年卒業)の卒業制作について

 2021年3月に涌谷高校を卒業した千田唱くんは涌谷高校を卒業後、山形県にある東北芸術工科大学の芸術学部美術科版画コースに進学。2025年2月に開催した大学の卒業制作展では「Ocean Tribe」と題し、シルクスクリーンで制作した作品を発表しました。

 千田くんは涌谷高校で美術部に3年間所属し、3年生では部長を務めました。高校時代は、当初アクリル画やイラスト画を制作していましたが、2年生から顧問の藤原和矩先生から版画技法であるシルクスクリーンを教わり、タコをモチーフにした作品「Overlap」が「第72回宮城県高等学校美術展」で優秀賞を受賞し、高知県で開催した全国高等学校総合文化祭に宮城県代表に選出しました。この「Overlap」は現在、涌谷高校の校長室前に展示しています。また「第21回高校生国際美術展」に出品した「SCHOOL」高校生国際美術展実行委員会最高顧問賞を受賞し、現在は県教育長室に飾られています。

 卒業制作の「Ocean Tribe」は高校時代の技術やモチーフを昇華した作品に仕上がっていて、大学での色彩感覚や技術向上の軌跡が感じられました。高校時代に顧問の藤原先生からの鬼指導を想起しながら、とても充実した4年間の大学生活だったと語ってくれました。今の涌高生に「高校生で頑張ったことは必ず財産になるから、頑張れる場所を見つけてください」とメッセージをもらいました。東北芸術工科大学を卒業後は宮城県に戻り、作家活動を継続しつつ一般企業への就職を内定している千田くん。これからのさらなる活躍を願っています。

画像:左)卒業制作「Ocean Tribe」と千田くん&藤原先生

   右)高校時代に千田くんが制作した「SCHOOL」